無題

2009年10月25日 日常
自分から多くを語ると、ますますばればれなようで、むしろ多くのことが隠されていくことが分かった。
ばればれに見えて結局晒されてるのは部分でしかなくて、
雰囲気で片付けられてしまうような、そういう曖昧なつながりがなぜか次から次に生まれる。

徐々にエゴイスティックになってる。
そう自分で断言するのは気持ちが悪いけど、前に進んでいたら、気付いたら走りだしていたというように、自然に反応して勝手に方向を定めて、動き出している。
予感はより強い予感になって、一歩一歩現実との距離を縮めていて、俺は嬉しくてしょうがないんだけど、ぞくぞくしながら、でもじっとしたまま、眼をがばっと開いて前を向いてる。

近さだとか遠さだとかに、人間はとても敏感で、一方で無頓着を装うことにも長けていて、そういう矛盾を笑いながら、どうにかこうにか平静を保っている。ぎりぎりの瀬戸際で何かを見つけるのが人間で、自ら命を危険にさらしたりする。近づきすぎていることはわかっていて、それでも触れてみたくって、手を伸ばしたりもする。手が対象に触れるまでに、無数の段階を考えてみて、途方にくれたり、逆に安堵したりする。同じような作業を繰り返しながら、世界との折り合いをつけていく。

そういう一つ一つの作業が、今俺は、楽しくてしょうがない。刹那、その重なり、長い階段の一番上の自分。少しは遠くが見えるようになったろうか。パソコンの画面を眺めながら思う。

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