春琴抄 (新潮文庫)
2009年9月30日 読書
そういえば、深津絵里が主演の、春琴抄の演劇を下北でやっていたのは、2年ぐらい前のはなしか。演劇にするにはどうすばいいかとか、考えながら読んだ。佐助が針で目をさして二人でラブラブするところは、どんなふうにするんだろう、普通にラブラブさせるのかとか、笑わせてしまうのかとか。春琴は、やっぱりかなり戯画化してかかれるんだろうなあ、子供を始末したってええ!とか今から考えるとその残酷さも度がすぎているというか。眼が見えない人は、なにかを悟ったような仏のような表情をしているっていうのは、どこか他のところでもきいたことがあったし、ああなるほどと思った。なにかが足りないという美しさ、と、それを笑うバランスと、どうやってとるんだろうというところに、ただならぬ興味をそそられたました俺は
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