呟いてみる。
救いらしい救いなどない。
靴で踏み潰しそうになって、やっと気づくような何か。

落ちていた物体は輝きを取り戻す。そっと思い出したように。
声がかすれて、目の前の風景が弾けていく。

好きです。あなたが好きです。透明なあなたが好きです。



そうやってひとり呟く。
手を伸ばしてギュッと握ったら、掌で蚊がつぶれていた。

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