人の存在だとか、“自分というもの”だとかは、
臭いものには蓋をしろ的な発想で、
布きれなり、ごてごての塗料なりを、上からかぶせられてしまうのだけど、
どうしてもふにふに、むくむく、もこっ、にょきっ、と
とびだしてしまうもの、はみだしてしまうものがあって、
それが表現というもの、なのでは。

だからまあ、いびつなまんまなのが素直であって、
そういう不揃いなところが、不細工なところが愛おしいな、
というのは、とても強く、ある。変わらず、ある。

だから、変わらないままでいい、と言っているわけではないのだけれど、
なめらかな曲面、よりは、ざらざらででこぼこな手触りのほうが、
心地よいなあ、と思うんだ。

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